ポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』(19)やNetflixドラマシリーズ「イカゲーム」(21)など、世界的大ヒット作を世に送り出している韓国の映像業界で、独自のスタイルで揺るぎない国際的評価を築き上げてきた名匠ホン・サンス監督。コロナ禍で撮影された長編第25作目にして、2021年の第71回ベルリン国際映画祭で前年に続き銀熊賞(脚本賞)に輝いた『イントロダクション』は、モラトリアムな時期をさまよう青年を主人公に、前作『逃げた女』の変奏ヴァージョンとも楽しめるモノクロームの青春映画だ。 ── オフィシャルより
作品情報
原題:Introduction
公開日:2022年6月24日
上映時間:66分
監督:ホン・サンス
脚本:ホン・サンス
出演:シン・ソクホ、パク・ミソ、キ・ジュボン
感想
ホン・サンス監督の映画は、見れるときには見ておくというスタンスで見ているのでいつものお馴染みの役者さんたちがいつもの感じで現れてきたなと思っていたら終了したというくらいあっさり感。尺が66分。
雪の中で煙草を吸っているシーンは、「次の日の朝は他人」のタクシー捕まえるシーンに負けず劣らずの綺麗なシーンだった。
主人公の男性が父親の病院へ行ったときにいた、昔から知っている女性に体型のことを1回言って再度言うシーンがあって、確かに2回言うときってある気がするなと思う。そういう、素朴すぎる現実を描くのがいつもいいなと感じるところ。主人公の体の姿勢の感じとか、何だかこういう人いるなという感じ。
あと、母親の知り合いの男性俳優が酒の席で急に怒鳴るところも。怒鳴っている理由が、主人公が俳優を断念する理由が好きでもない人と抱き合うのが嫌という理由で、「そんな理由で辞めるのはおかしい、抱擁はどんなものにも価値があるんだ」みたいな何を言っているんだこのおっさんはというただの酒飲みおじさんがキレてるみたいなシーンなのだけれど、なんだかこんな人どこかで見たことあるなという見せ方をしてくれる。
この一本後に撮ったという、「あなたの顔の前に」と続けてみると入ってきやすい感じもした。
一番好きな作品、名作とは言えないかもしれないけれど、ちょっと時間が空いた時、地上波やバラエティを見る気分でもない時に美味しいご飯でも食べながら何となく見るのに良いと思います。細かいストーリーを注視する必要もなく、何となく会話を見て楽しむ映画。
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